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僕らはいつも一緒に居た
吹きすさぶ北風の中で君は僕の頬をさわり
足利学校の隣の喫茶店で、君は僕の手を握っていた
僕らは決して疑わなかった
互いを必要とし、互いに支えない、
まだ若かった僕らは、口に出すことは出来なくてもそれは愛だと
僕らには想像出来なかった
別れの時が来て、別々の人生が進み、別々の街で暮らす事になるなんて
未来がある事さえ知らなかった
あの日々は、嘘でも間違いでもなく
ただ過去と言う名の宇宙に永遠に漂うありふれた記憶
それを今求めるのは、偽りより愚かな事だと分かっているから
今は、未来があると知っているから
今でも、君の願いが僕の願いだから
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